FROL15  レーザー/加速器制御  8月7日 大ホール 16:10 - 16:30
SuperKEKB用新Event Timing Systemのインストール及びコミッショニング
Installation and Commissioning of New Event Timing System for SuperKEKB
 
○梶 裕志,古川 和朗,岩崎 昌子,菊谷 英司,小林 鉄也,宮原 房史,中村 達郎,佐藤 政則,末武 聖明,飛山 真理(KEK),岡崎 知博,飯塚 祐一(東日本技術研究所),工藤 拓弥,草野 史郎(三菱電機システムサービス)
○Hiroshi Kaji, Kazuro Furukawa, Masako Iwasaki, Eiji Kikutani, Tetsuya Kobayashi, Fusashi Miyahara, Tatsuro Nakamura, Masanori Satoh, Masaaki Suetake, Makoto Tobiyama (KEK), Tomohiro Okazaki, Yuichi Iitsuka (East Japan Institute of Technology), Takuya Kudou, Shiro Kusano (Mitsubishi Electric System and Service)
 
KEKでは1つの入射線形加速器(LINAC)が4つのリングへ電子ビームもしくは陽電子ビームを供給する。ビーム入射のためのLINAC動作タイミングはイベントタイミングシステムにより制御されている。来たるSuperKEKBプロジェクトではより高度なタイミング制御が要求されるため、我々は新しいイベントタイミングシステムを構築し、そしてLINACメインタイミングステーションにインストールした。新システムのインストールは現行システムを取り外すことなく行われている。イベントタイミングシステムが冗長化されたことにより、放射光リングのユーザー運転期間中に、そのためのLINAC通常運転と新システムコミッショニングを両立することができた。コミッショニングは順調で、2014年10月に「入射器全域でのビーム運転」、翌11月には「2つの放射光リングへのビーム入射」が新イベントタイミングシステムにより実現されている。本講演では新イベントタイミングシステムの詳しい構成と上記のコミッショニングの様子を紹介する。