WEP128  加速器応用・産業利用  8月2日 第1,2,3,4会議室他 13:00 - 15:00
電極・空洞一体構造ドリフトチューブ線形加速器の低電力高周波試験
Low level RF test of drift tube linac with integrated monolithic structure
 
○佐古 貴行,山口 晶子,大崎 一哉(東芝),林崎 規託(東工大)
○Takayuki Sako, Akiko Yamaguchi, Kazuya Osaki (TOSHIBA), Noriyosu Hayashizaki (Tokyo Tech)
 
重粒子線がん治療装置の入射器等に適用が期待できる、電極・空洞一体構造のドリフトチューブ線形加速器(DTL)を開発するため、テストモデルを製作し、試験を行った。電極・空洞一体構造はそれぞれを独立した部品として加工・接続する工法と比べて高いQ値が期待でき、電極毎の調整も不要となり工期短縮が可能な利点を持つ。今回、検証用のアルミニウム製の全長520mmのテストモデルを試作した。電界測定試験を実施、高周波解析の結果と比較し、軸上の電界積分値の差異は0.5%以下に収まることを確認した。本DTLの低電力高周波試験結果について報告する。