WEP122  真空  8月2日 第1,2,3,4会議室他 13:00 - 15:00
低反力ベローズを有する大口径アルミナセラミックスビームパイプの開発
Development of large aperture alumina ceramics beam pipes with low spring constant bellows
 
○神谷 潤一郎,金正 倫計(JAEA),阿部 和彦(蠧立パワーデバイス),比嘉 究作(三菱重工業メカトロシステムズ蝓
○Junichiro Kamiya, Michikazu Kinsho (JAEA), Kazuhiko Abe (HPSD), Kyusaku Higa (MHI-MS)
 
J-PARC 3GeVシンクロトロン(Rapid Cycling Synchrotron: RCS)のビーム入射部は、入射および周回ビームを限られた空間でロスなく受け入れるために、ビームの形状に合わせた大口径・特殊断面形状のビームパイプを用いている。このビームパイプは挿入されるパルス電磁による誘導電流による発熱および磁場の乱れを回避するためにアルミナセラミックス製である。現状、RCS入射部には四極電磁石用2本と水平シフトバンプ用4本のセラミックス製ビームパイプがインストールされているが、四極電磁石用とシフトバンプ用のセラミックス製ビームパイプは、空間の制限からセラミックスパイプどうしがベローズを介さずに直接フランジ接続させている。この状態は、メンテナンス性の難からくる作業者の被ばくや、応力によるセラミックスの破損の問題につながる恐れがある。一方我々は、大口径ながら短ピッチの超低反力ベローズの開発と、アルミナセラミックスの加工技術の向上を行なってきた。これらの技術を組み合わせて、入射四極電磁石用アルミナセラミックス製ビームパイプについて、セラミックスの加工技術の向上により端部の構造を簡素化し、確保できた空間に短ピッチのベローズを設けるという設計を行った。本発表では、この入射四極電磁石用アルミナセラミックスビームパイプの設計思想、用いたアルミナセラミックスの真空特性、ロウ付け試験結果、およびベローズの性能評価結果を報告する。