WEP113  粒子源  8月2日 第1,2,3,4会議室他 13:00 - 15:00
NIRS-PIGにおけるガスのパルス化試験
Study of gas-pulsing method at NIRS-PIG
 
○井 博志,白石 直浩,盒 勝之,山本 貢,佐々野 利信,眇 亘,川島 祐洋(加速器エンジニアリング株式会社),岩田 佳之,村松 正幸(放医研)
○Hiroshi Ii, Tadahiro Shiraishi, Katsuyuki Takahashi, Mitsugu Yamamoto, Toshinobu Sasano, Wataru Takasugi, Masahiro Kawashima (AEC), Yoshiyuki Iwata, Masayuki Muramatsu (NIRS)
 
重粒子線がん治療装置(HIMAC)で稼働している3台のイオン源は、1台の線形加速器に対して加速タイミングをずらして別々の核種のビームを導入している。したがって、イオン源はパルス的に運転することになるがイオン化ガスは連続的に導入されている。 PIGイオン源においてH2+及びHe+の生成には多量のガスを必要とするが、イオン化されなかったガスは線形加速器手前にある共通のビーム輸送ラインに流れ出している。それに伴い真空度が悪化し、他イオン源のビーム輸送効率に影響を与えている。そこで、ビーム生成に必要なガスをパルス的に導入することでビーム輸送ラインに流れ出すガス量を削減し、ビーム輸送効率の向上を図った。本試験では、漏れ磁場や放電ノイズの影響を受けにくく、イオン源での使用実績のあるピエゾバルブを既設のガス供給ラインに設置し、外部トリガによる開閉制御を行うことでイオン化ガスをパルス的に導入する手法を試みた。 試験の結果、漏れ磁場及び放電ノイズの影響は見られずガスのパルス化が可能になり、チェンバー内に導入されるガス量が削減されたことでビーム輸送ラインの真空度悪化が改善し、他イオン源のビーム輸送効率を向上させることが出来た。 またPIGイオン源のビーム強度においては、連続的にガスを導入していた時と同等の強度を確保することが出来た。