WEP087  ビーム診断・ビーム制御  8月2日 第1,2,3,4会議室他 13:00 - 15:00
J-PARC 3-50BTのビーム位置モニタによるビームサイズ測定
Beam size measurement with the BPMs in the J-PARC 3-50BT
 
○外山 毅,手島 昌己(高エネ研)
○Takeshi Toyama, Masaki Tejima (KEK)
 
大強度ビームで非破壊的にビームサイズを測定する必要性は非常に高い。現在J-PARC 3-50BTの14台のBPMを使って、既によく知られた以下の方法を使って、各 BPM位置でのビームサイズσx, σyを求める検討を行っている。すなわち、平行平 板4電極(ストリップラインなど)を持つビーム位置モニタ(BPM)の信号(VU, VD, VL,VR: 上下左右の電圧)に関して、Σ=VR+VU+VL+VD によりビーム強度、 (VR−VL)/(VR+VL)、(VU−VD)/(VU+VD)、または、(VR−VL)/Σ、(VU−VD)/Σ により2極モーメント(ノーマル成分、スキュー成分)、(VR−VU+VL−VD)/(VR +VU+VL+VD)により4極モーメント(ノーマル成分)が求められる。異なるβ関数の場所の複数台のBPMを使うと、上記のモーメントの組み合わせにより、ビームサイズ(σx, σy)が得られる。オフラインでの信号処理方法の詳細および結果を報告する。