WEP084  ビーム診断・ビーム制御  8月2日 第1,2,3,4会議室他 13:00 - 15:00
J-PARC L3BTにおけるバンチシェイプモニタの検討
Development of the bunch shape monitor in the J-PARC L3BT
 
○守屋 克洋,岡部 晃大(原研/J-PARC),劉 勇(KEK/J-PARC),三浦 昭彦(原研/J-PARC),二ツ川 健太(KEK/J-PARC)
○Katsuhiro Moriya, Kota Okabe (JAEA/J-PARC), Yong Liu (KEK/J-PARC), Akihiko Miura (JAEA/J-PARC), Kenta Futatsukawa (KEK/J-PARC)
 
J-PARCでは、ビームの位相幅(縦方向プロファイル)を測定するためのバンチシェイプモニタ(BSM)の開発を進めている。リニアックと後段シンクロトロン(RCS)を結ぶビーム輸送ライン(L3BT)でビーム位相幅の測定が可能になれば、縦方向マッチング、ビームローディング観測、横方向モニタと組み合わせた縦横結合共鳴観測などが実施できる。従って、現状に比べてより精細な線形加速器のビーム加速調整、及び、空間電荷効果を考慮したビーム力学理論の検証が可能になる。そこで、L3BT用BSMの設計に際し、L3BTを通過するビームを数値計算上で再現し、BSMの本体設計や設置位置等の検討を開始した。本発表では、縦方向ビームプロファイル測定のために実施したBSMの設計検討結果について報告する。