WEP073  電磁石と電源  8月2日 第1,2,3,4会議室他 13:00 - 15:00
J-PARC MRにおけるキャパシタバンク制御試験用小型電源の開発
Development of compact power supply for capacitor bank control test at J-PARC MR
 
○三浦 一喜,下川 哲司,森田 裕一,栗本 佳典,内藤 大地(高エネ研),佐川 隆(ユニバーサルエンジニアリング)
○Kazuki Miura, Tetsushi Shimogawa, Yuichi Morita, Yoshinori Kurimoto, Daichi Naito (KEK), Ryu Sagawa (Universal Engineering)
 
J-PARCでは将来計画であるビーム大強度化のために、主リングの運転周期を2.5秒から1.3秒へと速める高繰り返し化を実現することが求められており、その計画の一部として主電磁石用新電源の開発が進められている。新電源への要求の一つとして電磁石の励磁エネルギーを1次側へ回生することにより発生する系統の電力変動を抑えることが挙げられる。この要求に対し新電源ではキャパシタバンクを用いて回生エネルギーを貯蔵することで対応する。特に我々はフローティングキャパシタ方式を採用するため、系統に接続しないキャパシタバンクの電圧制御が課題となる。その電圧制御試験を目的として、キャパシタバンクの静電容量、充電電圧を新電源の十分の一程度とした試験用小型電源を開発した。本報告では制御試験用小型電源の開発およびフローティングキャパシタの初充電シーケンス制御の確立について報告する。