WEP014  光源加速器  8月2日 第1,2,3,4会議室他 13:00 - 15:00
日本大学LEBRAにおける高強度THz波光源の開発
Research and development of the high power THz light sources at LEBRA in Nihon University
 
○境 武志,田中 俊成,早川 恭史,住友 洋介,早川 建,野上 杏子(日大量科研),清 紀弘,小川 博嗣(産総研)
○Takeshi Sakai, Toshinari Tanaka, Yasushi Hayakawa, Yoske Sumitomo, Ken Hayakawa, Kyoko Nogami (LEBRA, Nihon University), Norihiro Sei, Hiroshi Ogawa (AIST)
 
日本大学量子科学研究所電子線利用研究施設LEBRAでは、産業技術総合研究所との共同研究として、2011年からTHz光源の開発を行っている。また、2013年度からはパラメトリックX線放射(PXR)のビームラインにおいてTHz領域のコヒーレント遷移放射(CTR)、偏向電磁石からのエッジ放射(CER)等の基礎測定を行っている。2016年には、管理区域内常時立入可能な実験室へ輸送する光学系を製作し、X線ビームラインに設置し、輸送試験を始めた。設置した輸送機構を用いて実験室へ輸送されたCER光の出力パワーは1mWを達成し、CERの輸送系はほぼ問題ないことが確認できた。しかし、CTRは発生源近傍ではマクロパルス(5 us)当り1 mJあったが、輸送途中で大きく減衰が発生していることがわかり、光学系の改良等を行っている。本発表では輸送光学系と各測定結果に関して報告する。