TUP141  加速器土木・放射線防護  8月1日 第1,2,3,4会議室他 13:00 - 15:00
最終収束超伝導電磁石(QCS)の振動測定と解析
Vibration measurements and analysis of the final focusing superconducting magnet system(QCS)
 
○山岡 広,大内 徳人,大澤 康伸,増澤 美佳,植木 竜一(高エネ研)
○Hiroshi Yamaoka, Norihito Ohuchi, Yasunobu Ohsawa, Mika Masuzawa, Ryuichi Ueki (KEK)
 
現在本所では、KEKB加速器の40倍のルミノシティを目指してSuperKEKB計画が進行している。このルミノシティを実現するための1つの手段として、衝突点でのビームを垂直方向に50nmまで絞り込むための最終収束超伝導電磁石が衝突点を挟んで左右に2台設置される。 電磁石のビームラインへのインストールは既に終了し、1台は性能試験を終えもう1台は試験準備中である。QCSでの振動レベルはルミノシティ向上に非常に重要な要素である事から、設置後それぞれの振動測定がおこなわれた。一方でQCSの振動レベルを床面の常時微動のデータを基に予め計算で予測した。 本報告では、QCSの振動測定結果と計算との比較及び考察について報告する。