TUP139  加速器土木・放射線防護  8月1日 第1,2,3,4会議室他 13:00 - 15:00
ATFダンピングリングの周長アライメント及び周長変動の安定化
Alignment of the ATF damping ring and the reduction of the circumference change
 
○荒木 栄,内藤 孝,奥木 敏行,久保 浄,黒田 茂,田内 利明,照沼 信浩,福田 将史,森川 祐(高エネルギー加速器研究機構),清水 健一((有)エスケーサービス)
○Sakae Araki, Takashi Naito, Toshiyuki Okugi, Kiyoshi Kubo, Shigeru Kuroda, Toshiaki Tauchi, Nobuhiro Terunuma, Masafumi Fukuda, Yu Morikawa (KEK), Kenichi Shimizu (SK-service INC.)
 
高エネルギー加速器研究機構先端試験加速器ATF/ATF2では超低エミッタンス電子ビームによる最終収束系の試験が進められている。ATFダンピングリング(ATF-DR)のアライメントは最終収束系のビーム調整に大きく影響するため、設計値に近づくよう頻繁に努力が続けられて来た。しかし、ATF-DRは加速器建屋ホールに空調がないため運転時に電磁石電源の発熱等によるゆっくりとした周長の変動が観測されている。周長の変化は、ATF-DRではアーク部にコンバインドベンドを採用しているためTuneの変化を引き起こす。そのため加速器の特性が変わってしまい問題になっている。この周長変動をおさえるため行った対策や測定について報告する。