TUP136  加速器応用・産業利用  8月1日 第1,2,3,4会議室他 13:00 - 15:00
エネルギー可変中性子発生ターゲットの基礎的設計
Preliminary design study of a variable energy neutoron generation target
 
○宮原 信幸,片桐 健,北條 悟,涌井 崇志,野田 章(放医研)
○Nobuyuki Miyahara, Ken Katagiri, Satoru Hojyo, Takashi Wakui, Akira Noda (NIRS)
 
中性子ビームは、材料科学における分析、工業的な中性子イメージング ならびに医療用RI製剤、BNCT(ホウ素中性子捕獲療法)等への応用に広 く用いられている。 当該中性子ターゲットにおいては主に単色エネルギーを利用する設計の ものが多く見受けられ、中性子エネルギーの変更に当たってはターゲッ トその物を交換する必要があるものがほとんどで、ターゲット自身なら びにターゲットステーションの放射減衰を待つために数週間の休止期間 を置いたのち、ターゲット交換を行い中性子ビームのエネルギーや Dose rateを確認し、再びビーム提供を行うため、放射減衰のための 休止―ターゲット交換―ビーム確認に月のオーダーを要する場合も珍し くない。 本報では、新規に着想したオンデマンド可変エネルギー中性子発生の ためのターゲットの基礎的な技術検討を紹介し、会員諸兄と議論を深 めたい。