TUP135  加速器応用・産業利用  8月1日 第1,2,3,4会議室他 13:00 - 15:00
小型電子加速器中性子源における中性子ターゲットの設計
Design study of a neutron target for a compact electron accelerator based neutron source
 
○小川 博嗣,木野 幸一,大島 永康,豊川 弘之,O'Rourke Brian,鈴木 良一,清 紀弘,黒田 隆之助,田中 真人,藤原 健,満汐 孝治,渡津 章(産総研, 新構造材料技術研究組合),林崎 規託(東工大)
○Hiroshi Ogawa, Koichi Kino, Nagayasu Oshima, Hiroyuki Toyokawa, Brian O'rourke, Ryoichi Suzuki, Norihiro Sei, Ryunosuke Kuroda, Masahito Tanaka, Takeshi Fujiwara, Koji Michishio, Akira Watazu (AIST, ISMA), Noriyosu Hayashizaki (Tokyo Ins. Tech.)
 
電子加速器を用いた中性子源では、電子ビームを重金属に照射し制動放射により生成した光子の光核反応により中性子を発生させる。高強度小型中性子源の開発は、中性子ビームを用いた材料解析技術の産業利用を促進させるために重要であるが、その主要な技術開発要素の一つとして高強度電子ビームの熱負荷に耐えられる中性子ターゲットが挙げられる。本研究では、高強度電子ビーム(ビームパワー10kW)の高熱負荷に対応できる水冷式固体ターゲットの設計を行った。固体ターゲットは冷却効率を上げるため分割し、ターゲット間に冷却水路を設ける構造とした。PHITSコード等を用いてターゲットの熱分布を評価し、解析した結果について報告する。※この成果の一部は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業 革新的新構造材料等研究開発の結果により得られたものです。