TUP116  レーザー  8月1日 第1,2,3,4会議室他 13:00 - 15:00
NewSUBARUにおけるレーザーコンプトン散乱ガンマ線の生成と対生成陽電子を用いた応用研究
Laser Compton scattering gamma rays generated in NewSUBARU and to use applied research in pair production positrons
 
○杉田 健人,森本 悠介(兵庫県立大学高度研),上野 陽平,角倉 優雅,堀 史説,岩瀬 彰宏(大阪府立大学),橋本 智,天野 壮,寺澤 倫孝,宮本 修治(兵庫県立大学高度研)
○Kento Sugita, Yuusuke Morimoto (LASTI, University of Hyogo), Youhei Ueno, Yuuga Sumikura, Fuminobu Hori, Akihiro Iwase (Osaka Prefecture University), Satoshi Hashimoto, Sho Amano, Mititaka Terasawa, Shuji Miyamoto (LASTI, University of Hyogo)
 
NewSUBARU放射光施設BL01ではレーザーコンプトン散乱を利用したガンマ線源開発と利用研究を行っている。レーザーコンプトン散乱ガンマ線はエネルギーがレーザー波長と散乱電子のエネルギーによって決まり、エネルギー選択性が高く安定した線源である。NewSUBARUでは使用するレーザー波長の変更または蓄積リング中を周回する電子の加速減速によりガンマ線のエネルギーを変えている。今回新たに波長1064nm,2000nmのファイバーレーザーを導入したので、これらを含めたガンマ線生成システムについて報告する。ガンマ線の応用研究として我々の研究グループでは高エネルギーガンマ線を利用し電子陽電子対生成によって高エネルギー陽電子を生成し、これを利用した電子運動量測定、対消滅時間測定システムの開発を行っている。これらについても合わせて報告する。