TUP112  粒子源  8月1日 第1,2,3,4会議室他 13:00 - 15:00
永久磁石を用いた高速スキャン可能なイオン種分析システムの開発
Development of high speed ion species analysis system with permanent magnet
 
○竹内 佑甫,岩下 芳久,頓宮 拓,片山 領,宮脇 瑛介,山崎 祐希(京大化研),不破 康裕(京大原子炉実験所)
○Yusuke Takeuchi, Yoshihisa Iwashita, Hiromu Tongu, Ryo Katayama, Eisuke Miyawaki, Yuki Yamazaki (KUICR), Yasuhiro Fuwa (KURRI)
 
我々は陽子線形加速器ベースの小型中性子源開発の第一歩として、陽子ビームを引き出すための小型ECR H+イオン源の開発を進めてきた。一般に水素プラズマからイオンを取り出すH+イオン源の場合プラズマ中には、分子状のイオンH2+やH3+も同時に生成される。そのため引き出されるビームの構成イオン種の比率を分析する必要がある。これまでイオン種の比率の分析に磁場のみまたはWien filter を用いてきたが、掃引による各イオン種毎の計測が必要であった。この問題を改善するために永久磁石を用いた高速スキャン可能なイオン種分析システムの開発を行っている。本ECR H+イオン源における種々の実験結果について報告する予定である。