TUP109  粒子源  8月1日 第1,2,3,4会議室他 13:00 - 15:00
J-PARCハドロン実験施設における新しい二次粒子生成標的の開発
Development of new production target at J-PARC hadron experimental facility
 
○高橋 仁,上利 恵三,秋山 裕信,青木 和也,広瀬 恵理奈,家入 正治,加藤 洋二,倉崎 るり,皆川 道文,森野 雄平,武藤 亮太郎,里 嘉典,澤田 真也,田中 万博,豊田 晃久,渡邉 丈晃,山野井 豊(高エネ研)
○Hitoshi Takahashi, Keizo Agari, Hironobu Akiyama, Kazuya Aoki, Erina Hirose, Masaharu Ieiri, Yoji Katoh, Ruri Kurasaki, Michifumi Minakawa, Yuhei Morino, Ryotaro Muto, Yoshinori Sato, Shin'ya Sawada, Kazuhiro Tanaka, Akihisa Toyoda, Hiroaki Watanabe, Yutaka Yamanoi (KEK)
 
J-PARCハドロン実験施設では、30GeVまで加速された陽子ビームを二次粒子生成標的 (T1) に照射し、生成されるK中間子などの二次ビームを用いて、様々な素粒子・原子核実験を行っている。現在使用している標的は最大50kWまでの陽子ビーム強度に耐えられるように設計されているが、連続運転でのビーム強度はすでに44kWに達しているため、より高いビーム強度に耐えられる新しい標的の開発が急務となっている。 現在使用中の標的は、標的本体である金に、水配管を埋め込んだ銅の冷却ブロックを接合した間接水冷方式のものである。開発している新標的は、基本的な構造はそれと同じであるが、冷却ブロックの数を増やして冷却効率を上げることにより、最大ビーム強度を80kWもしくはそれ以上まで上げることを目指している。 本発表では、この新標的の熱解析の結果について報告する。