TUP104  加速器制御  8月1日 第1,2,3,4会議室他 13:00 - 15:00
RIBFアーカイブシステムの高性能化
Improvement of data archive system at RIBF
 
○内山 暁仁,込山 美咲(理研仁科センター)
○Akito Uchiyama, Misaki Komiyama (RIKEN Nishina Center)
 
2011年よりRIBFでは独自に開発されたPostgreSQLベースのアーカイブシステムが運用されている。[1]アーカイブされたデータは加速器運転中のトラブルシューティングやオペレーションの状態を確認するために利用されている。システム構築当初、読み出し速度を最重要視したためにインターフェースにPCI-Expressを持つSSDをアーカイブシステムのメインストレージとしたが、冗長性に問題を持ち、仮にディスク障害が起きた際復旧に時間を要するシステムであった。2017年アーカイブシステムのハードウェアを更新するにあたり、アーカイブシステムの書込と読込のサーバを分け、PostgreSQLのレプリケーション機能を用いる事で、冗長性を確保しながらデータの読出速度の向上も実現する事ができた。本報告では、そのシステムデザインと運用状況を報告する。 [1] M. Komiyama, et al., Proc. PASJ2011, Tsukuba, Japan, P. 225.