TUP101  加速器制御  8月1日 第1,2,3,4会議室他 13:00 - 15:00
数値解析ソフトウェアGNU Octave/MATLABとMADOCA制御システムとの連携
Building MADOCA interface libraries for numerical analysis software GNU Octave and MATLAB
 
石塚 規友紀(理研 放射光科学総合研究センター),○増田 剛正(高輝度光科学研究センター)
Miyuki Ishizuka (RIKEN), ○Takemasa Masuda (JASRI)
 
SPring-8加速器制御系では、MADOCA(Message And Database Oriented Control Architecture)と呼ばれる制御フレームワークを使用している。MADOCA制御システムでは、これまでは世の中で広く使われているMATLABやGNU Octaveといった数値解析ソフトウェアとの連携が取れていなかった。そのため、解析用の演算コードを自前で作成するか、あるいはMADOCAのデータベースに蓄積されたデータをファイルに落として解析ソフトウェアに取り込み、その結果をやはりファイル等を用いて制御システムに反映させる必要があった。そこで利用者の利便性の向上を目指して、オペレータコンソールにおいてGNU OctaveおよびMATLABと直接連携が取れるよう、MADOCA制御システム並びにデータベースアクセス用のoct形式とmex形式のwrapper関数を整備した。これによりGNU Octave/MATLABをMADOCA制御システムのクライアントとして利用できるようになった。 本発表では、MADOCA制御システムと主にGNU Octaveとの連携整備について報告する。