TUP061  LLRF  8月1日 第1,2,3,4会議室他 13:00 - 15:00
J-PARCリニアックLLRFシステムの現状
Status of the J-PARC linac LLRF system
 
○二ツ川 健太,方 志高,福井 佑治(高エネルギー加速器研究機構),篠崎 信一,溝端 仁志(日本原子力研究開発機構),佐藤 福克(日本アドバンストテクノロジー株式会社)
○Kenta Futatsukawa, Zhigao Fang, Yuji Fukui (KEK), Shinichi Shinozaki, Satoshi Mizobata (JAEA), Yoshikatsu Sato (NAT)
 
J-PARCリニアックのLLRFは, 周波数324MHzのシステムと972MHzのシステムに大別される。周波数324MHzのシステムは, J-PARCリニアックの建設当初から使用されており, その開発から10年以上が経過している。そのため, 経年劣化での故障頻度の増加してくることが予想され, 実際に予備交換などの対策を検討し始めている。また, フィードバック(FB)やフィードフォワード(FF)を担っているcPCIのボードの一部が製造中止になり, 更に開発環境をインストールできるOSを維持することが厳しくなってきている。そこで, 次世代のFB&FFシステムへの移行の検討している。現在のシステムは50式近くあり全式を一遍に交換することは厳しいため, 新システムと現在のシステムとの両立できる必要がある。開発のための制約が厳しい中でも, 現在のシステムの改善点を洗い出して検討を進めている。本件では, 現在検討を進めているシステムと現状のシステムを比較するかたちで紹介する予定である。