TUP057  高周波源  8月1日 第1,2,3,4会議室他 13:00 - 15:00
SPring-8蓄積リングクライストロン用90kV直流高圧電源の更新2
Completion of the renewal of the 90 kV DC power supplies for the klystron of the SPring-8 storage ring
 
○惠郷 博文(理化学研究所、高エネルギー加速器研究機構),田中 均,福井 達(理化学研究所),安積 隆夫,石井 美保,大島 隆,大橋 裕二,小林 和生,近藤 力,佐々木 茂樹,高嶋 武雄,熊谷 教孝(高輝度光科学研究センター),勝部 貴光(スプリングエイトサービス),齊藤 寛典,溝田 樹容子(東芝),今野 修二,山 長治(東芝三菱電機産業システム)
○Hiroyasu Ego (RIKEN, KEK), Hitoshi Tanaka, Toru Fukui (RIKEN), Takao Asaka, Miho Ishii, Takashi Oshima, Yuji Ohashi, Kazuo Kobayashi, Chikara Kondo, Shigeki Sasaki, Takeo Takashima, Noritaka Kumagai (JASRI), Takamitsu Katsube (SES), Hironori Saito, Kiyoko Mizota (TOSHIBA), Shuji Konno, Choji Yamazaki (TMEIC)
 
SPring-8蓄積リングでは508.58MHz定在波型空胴を32台用いて16 MV加速を行っている。この空胴用大電力高周波源として東芝製クライストロンE3732(定格出力1.2MW)を使用している。 このクライストロンを駆動するためサイリスタ式90kV直流高圧電源を用いてきたが、20年以上の大電力運転によって構成部品の寿命超過、老朽化等による動作不良が発生するようになったため、高圧電源の更新を2014年から行ってきた。更新電源はサイリスタ式ではなく12相全波整流方式で、6.6kV-VCB付受電盤、3タップ電圧切換整流変圧器、直流高圧盤、80kV変調アノード電源、ヒータ電源から構成される。放射光ユーザー利用運転と工期の関係より2年にかけて、この新作高圧電源を蓄積リング4ステーションへ実装した。2015年度には2ステーションの更新を行い、約700kWでの5000時間運転において安定に動作することが実証された。2016年度には残り2ステーションの更新設置工事を行った。本発表では、更新済み高圧電源の大電力運転状況、2016年度に更新した高圧電源の調整運転、その際に生じたクライストロン短絡事象と電源保護状態等について報告する。