TUP054  高周波源  8月1日 第1,2,3,4会議室他 13:00 - 15:00
スイッチ型クライストロンモジュレータへの出力電圧補償回路の適用に関する検討
Study on a voltage compensator applied to switch-type klystron modulator
 
盒 勇紀,飯嶋 竜司,磯部 高範,只野 博(筑波大学),○山 長治,長谷川 智宏(東芝三菱電機産業システム)
Yuki Takahashi, Ryuji Iijima, Takanori Isobe, Hiroshi Tadano (University of Tsukuba), ○Choji Yamazaki, Chihiro Hasegawa (Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation)
 
国際リニアコライダー計画(ILC)で高周波源として検討されている10 MWマルチビームクライストロン用のパルス電源では、ピーク電圧-120 kV、ピーク電流140 A、パルス幅1.65 ms、繰り返し周波数5Hzのパルス電源が必要である。 我々は、実際の製作が380台であることから、よりシンプルな構成が良いと考え、このパルス電源にメインの半導体スイッチと直列電圧補償回路を組み合わせた回路方式を提案する。 現在は半導体スイッチとコンデンサを多段に組み合わせたマルクス電源の提案が報告されているが、これに比べてシンプルな構成となる。 新提案の回路構成は、直流源に対してメインの半導体スイッチを設け、さらに電圧補償回路用の電圧型フルブリッジ回路を多段に直列接続したものである。 メインの半導体スイッチは、パルスに応じてオン/オフを繰り返し、さらに電圧補償回路ではブリッジ回路内コンデンサの充放電を半導体スイッチで切り換えることで、メイン電圧の電圧降下を補償するようにしたものである。 本報告では、原理実証のための小型モデル実験を実施し、さらに実機レベルでの回路シミュレーションをして、適用可能であることを確認したので報告する。