TUP014  光源加速器  8月1日 第1,2,3,4会議室他 13:00 - 15:00
PF-ARでのLow Emittance Tuningの検討
Study on low emittance tuning at PF-AR
 
○尾崎 俊幸(高エネルギー加速器機構)
○Toshiyuki Ozaki (KEK)
 
近年、多くの研究施設で’Low Emittance Tuning’が検討されている。 これはXYカップリングを、スキュー4極電磁石を用いて補正し、垂直方向エミッタンスを最小にする方法である。 現在のPF-AR運転で、垂直エミッタンスを下げることができれば、アンジュレーターのギャップを狭くしても、ビーム・ロスが起きなくなるだろう。また、Top-up運転を可能にするための解決策でもあると思われる。 本論文は、SPEAR3、Australian Synchrotron、CesrTAなどで開発された方法論が、PF-ARで可能かどうかを検討するものである。 Accelerator Toolbox コードで、PF-ARモデルを作成し、XYカップリングの発生源(電磁石の傾き・変位、アンジュレーター)を仮定し、これをスキュー4極電磁石で補正することを調べる。