TUOLP04  合同セッション  8月1日 クラーク会館 11:30 - 12:00
重力波検出と技術
Gravitational wave detection and its technologies
 
○都丸 隆行(高エネルギー加速器研究機構)
○Takayuki Tomaru (High Energy Accelerator Research Organization)
 
2015年に米国のadvanced LIGO実験により、始めて重力波の直接検出がなされた。  この現象は約13億光年彼方でのブラックホール連星合体から放射された重力波で、検出された信号の大きさは時空間の歪みで10^-21という極微であった。  このような微小な信号を検出するためには、極限まで研ぎ澄まされた技術が必要であり、加速器科学で発展した技術も多く採用されている。  本講演では、重力波検出とその技術、さらには我々が建設を進める大型低温重力波望遠鏡KAGRAについて発表する予定である。