THOM13  加速器制御/ 加速器土木・放射線防護  8月3日 小講堂(1F) 15:20 - 15:40
ILC誘致を円滑に推進するためのAAA・CIVIL部会における検討(その3)
Study on civil-related works by AAA・CIVIL subcommittee to smoothly host ILC(No.3)
 
○武内 邦文(大林組),大西 有三(関西大学),吉岡 正和(東北大学 岩手大学),関根 一郎(戸田建設),河上 清和(五洋建設),濱嶋 博文(大成建設),福田 和寛(清水建設),下河内 隆文(竹中工務店),川端 康夫(飛島建設),大山 寛夫(鹿島建設),福田 和人(前田建設工業)
○Kunifumi Takeuchi (Obayashi Corporation), Yuzo Ohnishi (Kansai University), Masakazu Yoshioka (Tohoku University Iwate University), Ichiro Sekine (Toda Corporation), Kiyokazu Kawakami (Penta-Ocean Construction Co.,Ltd.), Hirofumi Hamajima (Taisei Corporation), Kazuhiro Fukuda (Shimizu Corporation), Takafumi Shimogochi (Takenaka Corporation), Yasuo Kawabata (Tobishima Construction), Hiroo Ohyama (Kajima Corporation), Kazuto Fukuda (Maeda Construction)
 
先端加速器科学技術推進協議会(AAA)とは,最先端の加速器開発による科学技術の飛躍を目指して設立された産官学の連携組織で,国際リニアコライダー(ILC)の日本誘致に向けて2014年12月にCIVIL部会を設置し,主にその施設建設に関する調査等を実施している.本報告では,昨年度の活動として,ILC施設建設上の重要課題を検討するWG1,法規制・権利関係を調査するWG2,まちづくりを調査するWG3,および,各種の調査を支援するWG4に分かれ活動を行った成果を報告する. 具体的には,昨年度の成果として,WG1ではILC候補地である北上山地を現地調査した結果を踏まえて,トンネルの戦略的な地質調査について検討し,提言をまとめた.WG2では,法規制および権利関係の調査を実施し,過去の類似大規模プロジェクトでの実績等を踏まえてILC着工までの手順について知見をまとめた.WG3では,ILC施設からの排熱利用とエネルギーマネジメントおよび自動運転に関する技術動向を踏まえた今後のILCに関する交通問題対策を調査し,提言をまとめた.そして,WG4では,平成28年12月に盛岡で開催された国際会議LCWS2016でのCIVIL部会としての展示を支援した.今後,これらの成果等を適宜公表し,日本への正式誘致に向けた活動に対して,協議会という民間の立場からの支援や提言等を進めていく予定である.