THOM10  加速器制御/ 加速器土木・放射線防護  8月3日 小講堂(1F) 14:20 - 14:40
MTCA.4による高速大容量データハンドリング
High-bandwidth data handling system with MTCA.4
 
○漁師 雅次,岩城 孝志,出口 久城,林 和孝,松本 隆太郎,山崎 伸一(三菱電機特機システム)
○Masatsugu Ryoshi, Takashi Iwaki, Hisakuni Deguchi, Kazutaka Hayashi, Ryuutarou Matsumoto, Shinichi Yamazaki (Mitsubishi Electric TOKKI Systems)
 
MTCA(Micro Telecommunications Computing Architecture)に対応した様々なモジュールを開発し、加速器制御およびモニタに適用してきた。SuperKEKB・cERL・STFのLLRFやBPMなどでは、FPGA(Virtex5FXT、Zynq)内蔵のCPU(PowerPC440、Cortex-A9)上にLinuxを組み込みEPICS IOCとして利用してきた。そのため、MTCAのバックプレーンでは、Giga-bit Ethernetを主に使っていた。さらに、取り扱うデータ容量の多くなるカメラを用いた光学モニタ装置では、'100MB/sec'を越えるデータ伝送が必要になるため、バックプレーンではPCI-Express Gen2x4のDMAでデータを伝送した。 さらに、LLRFやBPMを始めMPCCDや実験装置において、入力チャンネル数の増加やセンサの高精細化により、高速大容量のデータ伝送が必要になると考えられる。それらにMTCAを適用し小型化および保守性向上をするため、MTCA上でPCI-Express Gen3および40 Giga-bit Ethernetを使ったシステムの実現方法の確認および性能評価を行った。