FSP030  施設現状報告ポスター  8月1,2日 ホワイエ(2F) 13:00 - 15:00
原子力機構-東海タンデム加速器の現状
Present status of JAEA-Tokai tandem accelerator
 
○株本 裕史,長 明彦,石崎 暢洋,田山 豪一,松田 誠,仲野谷 孝充,中村 暢彦,沓掛 健一,乙川 義憲,遊津 拓洋(原子力機構)
○Hiroshi Kabumoto, Akihiko Osa, Nobuhiro Ishizaki, Hidekazu Tayama, Makoto Matsuda, Takamitsu Nakanoya, Masahiko Nakamura, Ken-ichi Kutsukake, Yoshinori Otokawa, Takuhiro Asozu (JAEA)
 
原子力機構-東海タンデム加速器施設は最高運転電圧が約18MVの大型静電加速器で、核物理、核化学、原子物理、材料照射などの各分野に利用されている。 当施設では2015年度中に起きた運転中の放電等により一部の加速管に不調が生じたため、しばらく加速電圧を低く抑えて運転を継続していたが、2016年度に加速管8本の交換作業を実施し、加速電圧は約17MVまで回復した。しかし、12月に起きた真空トラブルのため、再び加速管に不調が発生し、加速電圧を低く抑えての運転を余儀なくされた。現在、加速管を全て分解し、クリーニング等による電圧性能の回復を図っている。本発表では加速器の運転・整備状況およびビーム利用開発等について報告する。