FSP026  施設現状報告ポスター  8月1,2日 ホワイエ(2F) 13:00 - 15:00
IFMIF原型加速器の現状
Status of IFMIF prototype accelerator
 
春日井 敦,○赤木 智哉,蛯沢 貴,平田 洋介,一宮 亮,近藤 恵太郎,前原 直,坂本 慶司,新屋 貴浩,杉本 昌義(量研/六ヶ所),ナスター ホアン(IFMIF/EVEDA PT),カラ フィリップ,ジッコ エルベ,ハイディンガー ローランド,フィリップス ガイ(F4E)
Atsushi Kasugai, ○Tomoya Akagi, Takashi Ebisawa, Yosuke Hirata, Ryo Ichimiya, Keitaro Kondo, Sunao Maebara, Keishi Sakamoto, Takahiro Shinya, Masayoshi Sugimoto (QST/Rokkasho), Juan Knaster (IFMIF/EVEDA PT), Philippe Cara, Herve Dzitko, Roland Heidinger, Guy Phillips (F4E)
 
2007 年より核融合エネルギー分野における日本と欧州による国際共同事業の一つとして始まった 強力中性子源である国際核融合材料照射施設(IFMIF)の工学実証・工学設計活動(EVEDA) では、IFMIF の工学設計・主要機器の製作・試験を行い、IFMIFの建設判断に必要な技術実証を行うことが最大のミッションである。IFMIF原型加速器はLIPAc(Linear IFMIF Prototype Accelerator)と呼ばれ、重水素イオン源(入射器)−高周波四重極加速器(RFQ)−中間エネルギービーム輸送系(MEBT)−超伝導加速器(SRFリニアック)−診断系(D-Plate)−高エネルギービーム輸送系(HEBT)−ビームダンプ(BD)から構成される重陽子線形加速器である。これまでに加速器本体である入射器〜MEBTまでの据付調整、高周波システム、SRFリニアックのための液体ヘリウム製造設備等が日欧の共同作業によって完了し、2017年度はRFQのRFコンディショニング及び5MeV-125mAのビームコミッショニングを開始する。さらにSRFリニアック、HEBT、BDを製作中であり、2019年度には全ての機器を接続し統合ビーム試験を実施する予定である。