FSP015 施設現状報告ポスター 8月1,2日 ホワイエ(2F) 13:00 - 15:00 |
広島大学放射光科学研究センターの現状 |
Present status of Hiroshima Synchrotron Radiation Center |
○川瀬 啓悟,後藤 公徳,松葉 俊哉(広大放射光) |
○Keigo Kawase, Kiminori Goto, Shunya Matsuba (HSRC, Hiroshima Univ. ) |
広島大学放射光科学研究センターは、紫外線から軟X線領域の放射光を利用した固体物理学を中心とする物質科学研究の推進とその研究分野における人材育成のために、1996年に設立された。2002年より全国共同利用施設となり、2010年からは共同利用・共同研究拠点として認定され、今年度で22年目を迎えている。近年では、各機器の老朽化に伴うトラブルも散見されている。その対策の一環として、昨年度から蓄積リングの高周波加速空洞へ電力を供給している電源の更新を開始している。これまでの真空管増幅器から半導体増幅器へ移行することで、より安定して信頼性の高い運転の実現を期待している。昨年度は幸いながら大きなトラブルが発生することもなく、ユーザーへのビーム供給時間が1564時間となり、2011年度以前の高い水準のユーザー運転時間を実現することができた。 |