TUP027  高周波加速空胴  8月9日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
ニオブ製1セル加速空洞縦型電解研磨用「ニンジャ」カソードの改善と研磨均一性の向上
Improvement of “Ninja” Cathode for Nb 1-cell Cavity Vertical Electro-polishing and Progress of Polishing Uniformity
 
○仁井 啓介,Chouhan Vijay,井田 義明,石見 清隆,山口 隆宣(マルイ鍍金工業株式会社),早野 仁司,加藤 茂樹,文珠四郎 秀昭,佐伯 学行,沢辺 元明(高エネルギー加速器研究機構)
○Keisuke Nii, Vijay Chouhan, Yoshiaki Ida, Kiyotaka Ishimi, Takanori Yamaguchi (Marui Galvanizing Co., Ltd), Hitoshi Hayano, Shigeki Kato, Hideaki Monjushiro, Takayuki Saeki, Motoaki Sawabe (High Energy Accelerator Research Organization (KEK))
 
マルイ鍍金工業では、高エネルギー加速器研究機構(KEK)と共同でニオブ製超伝導加速空洞の縦型電解研磨(VEP)技術、設備の開発を行っている。これまでに、VEP用の独自構造カソード “i-cathode Ninja”(Ninja) の開発、作製と1セル空洞VEP実験を行ってきた。これまでの実験では、Ninjaの羽根部分の材質を金属、樹脂と変えてVEPを行ったが、均一性の高い研磨表面と研磨量の両立が出来ていなかった。今回この課題を解決する為、樹脂と金属を最適な形状にて組み合わせた羽根を持つNinjaを作製しVEP実験を行った。結果、研磨表面と研磨量の両方で高い均一性を実現する事が出来た。