TUP006  ハドロン加速器  8月9日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
NIRS-930サイクロトロンの取り出しエネルギーについて
Measurement of beam energy at NIRS-930 cyclotron.
 
○北條 悟,片桐 健,中尾 政夫,杉浦 彰則,涌井 崇志,野田 章,野田 耕司(放医研)
○Satoru Hojo, Ken Katagiri, Masao Nakao, Akinori Sugiura, Takashi Wakui, Akira Noda, Koji Noda (NIRS)
 
放射線医学総合研究所では、NIRS-930サイクロトロンを用いて、標的アイソトープ治療の研究開発を行っている。その標的アイソトープ治療用の放射性核種の生産においては、例えば、34 MeV 4He++ 20μAのような比較的高いビーム電流での提供が行われている。これらの放射性核種において安定した生産量を得るためには、ビームのエネルギーが重要なパラメーターの一つとなっている。 そのため、NIRS-930サイクロトロンから取り出されたビームのエネルギーをTOF法により測定した結果と、取り出されるビームのエネルギーの調整についての検討を行ったので、これらについて報告を行う。