TUP004  ハドロン加速器  8月9日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
4ビームIH−RFQ線形加速器の設計
Design of four-beam IH-RFQ linear accelerator
 
○池田 翔太,村田 亜希(東工大院),林崎 規託(東工大研究院)
○Shota Ikeda, Aki Murata (Tokyo Tech), Noriyosu Hayashizaki (IIR, Tokyo Tech)
 
東京工業大学では、4ビームIH-RFQ線形加速器の開発をおこなっている。この加速器は、低エネルギー大強度重イオンビームを加速するため、空間電荷効果が許容できる強度のビームを複数並列に加速後、ファネリングにより統合する機構になっている。4ビームIH-RFQ線形加速器の原理実証機の開発として、3次元電磁場解析ソフトウェアCST MW STUDIOを用いた電磁場解析をおこない、空洞損失、共振周波数などの高周波特性を評価することで、ステム電極、センタープレート、サイドシェルの設計をおこなった。また、高周波発熱により生じる熱応力をCST MPHYSICS STUDIOにより解析し、その結果から加速空洞の冷却水路を検討した。これらの設計結果と進捗状況について報告する。