TUP003  ハドロン加速器  8月9日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
照射損傷(ブリスタリング)の遠方からの顕微鏡観察 -レーザー反射顕微鏡法-
Long distant microscope observation of radiation damage(blistering) -Laser Reflection Microscope-
 
○栗原 俊一,小林 仁,杉村 高志(高エ研),平野 耕一郎(原科研)
○Toshikazu Kurihara, Hitoshi Kobayashi, Takashi Sugimura (KEK), Koichiro Hirano (JAEA)
 
照射損傷の問題は加速器の構成要素の各部分に観察される問題である。加速管、スクレーパー、モニター、そして標的と特に陽子加速器、イオン加速器では憂慮される問題である。 われわれは、実際の加速器でのその場観察を究極の目標として、加速器で使用される様々な物質の照射損傷、特にブリスタリングの観察を続け、光源としてレーザーを用い、その反射光からの情報により遠方で加速器の動作中のその場観察を行える方法を検討した。 観察により得たブリスタリングの生成過程とともに、この観察方法の原理、ならびに適用限界を報告する。