MOP136  加速器土木・放射線防護  8月8日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
ILC施設設計の現状
Current Status of ILC Facilities Design
 
○宮原 正信,山本 明(高エネルギー加速器研究機構)
○Masanobu Miyahara, Akira Yamamoto (KEK)
 
国際リニアコライダー計画(ILC)は、2013年に発刊された技術設計書Technical Design Report(TDR)に基づき、現在、アジアサイトでの建設を目指し基本計画の再検討が行われている。特に、主加速器となるメインライナック(ML)やBDS(Beam delivery Service)等の主要なビームトンネルの断面計画の見直し、及び超伝導加速空洞のためのヘリウム冷却設備(Cryogenics)のレイアウト変更に対応した施設計画の見直しなどが精力的に展開されている。また、山岳サイトにおける地下空間へのアクセス施設の最適化を図るためのプログラム"Tunnnel Optimization Tool(TOT)" の開発が、CERNとKEKの共同により実施されている。本編では、これらのILC施設計画に関する国際設計チームの成果と最新の活動状況について報告する。