MOP109  電磁石と電源  8月8日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
SPring-8-IIに向けた永久磁石型偏向磁石の開発
R&D of Permanent Dipole Magnet for SPring-8-II
 
○谷内 努,青木 毅(高輝度光科学研究センター),高野 史郎,深見 健司,渡部 貴宏(高輝度光科学研究センター/理研 放射光科学総合研究センター)
○Tsutomu Taniuchi, Tsuyoshi Aoki (JASRI), Shiro Takano, Kenji Fukami, Takahiro Watanabe (JASRI/RSC)
 
SPring-8の将来計画であるSPring-8-IIでは、永久磁石を用いた偏向磁石が検討されている。永久磁石を用いることで電源や冷却設備が不要となり、電力の削減、故障頻度の低減、無振動などの大きなメリットが得られる一方、温度変化による残留磁束密度の変動、隣接する機器への漏洩磁場、経時的及び放射線照射による磁力の低下(減磁)など、これら問題に対する評価・対策を十分検討しなければならない。本発表では、実機設計に向けた試作機の設計・製作及び測定結果と、減磁監視のための長期磁場強度モニタの検討等について報告する。