MOP098  加速器制御  8月8日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
MADOCA-to-EPICS ゲートウェイの開発
Development of the MADOCA-to-EPICS Gateway
 
○清道 明男,増田 剛正(高輝度光科学研究センター)
○Akio Kiyomichi, Takemasa Masuda (JASRI/SPring-8)
 
SPring-8の基幹制御システムであるMADOCA 制御システムの機器制御レイヤーでEPICS準拠デバイスを容易に組み込めるようにMADOCA-to-EPICSゲートウェイを開発した。加速器向けの市販機器にはBPM信号処理システムのLibera Briliance+ のようにEPICS−IOCが組み込まれている機器がある。SPring-8 IIに向けてこれらEPICS準拠デバイスの評価試験をMADOCA 制御システムで行うための整備を行った。MADOCAの機器制御レイヤーではEquipment Manager(EM)と呼ばれるソフトウェアが動作しているが、対象機器ごとに制御用の関数群を用意するため導入にはある程度の労力と時間を必要とする。MADOCA-to-EPICSゲートウェイは簡便かつ迅速にMADOCAへの導入が実現できるようにするために、EPICSにおけるcaget, caput, camonitorコマンドに相当する処理をEMの汎用関数として整備した。EM構成ファイル内にChannel Access (CA) を行う関数とPV名を指定するだけで、新たな開発をすることなくEPICS対応デバイスを制御する汎用EMの構築を実現した。