MOP047  粒子源  8月8日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
アルカリアンチモン光陰極高電圧電子銃からのビーム生成
Beam generation from a high voltage dc gun with an alkali antimonide photocathode
 
○西森 信行(東北大学 多元研),永井 良治,沢村 勝,羽島 良一(量子機構)
○Nobuyuki Nishimori (Tohoku University ), Ryoji Nagai, Masaru Sawamura, Ryoichi Hajima (QST)
 
次世代ERL放射光源やテラヘルツスミスパーセル放射光源開発のため 50mAビーム生成を目指した250kV光陰極電子銃を開発している。最初に 鍵となるのは安定な高電圧印加と高量子効率光陰極の成膜である。 高電圧については暗電流を抑制するようにデザインしたカソード電極 をインストールし、230kVまでの高電圧印加と210kVでの長時間保持に 成功した。成膜についてはCs3Sbカソードの成膜を行っている。 蒸着条件の最適化により量子効率5.8%@530nmを達成した。 ビーム生成試験は電圧150kVにて最大1.3uAのビームを生成し、 0.18uAで2時間の連続生成を行った。開発状況について発表する。