MOP035  高周波源  8月8日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
J-PARC RCS MW級陽極電源のアップグレード
UPGRADE OF MW-CLASS ANODE POWER SUPPLY FOR J-PARC RCS
 
植木 克彦,冨永 勇,長谷川 智宏,○山﨑 長治(東芝三菱電機産業システム株式会社),佐藤 耕輔(株式会社東芝),山本 昌亘(日本原子力研究開発機構),吉井 正人(高エネルギー加速器研究機構)
Katsuhiko Ueki, Isamu Tominaga, Chihiro Hasegawa, ○Choji Yamazaki, (Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation), Kosuke Sato (Toshiba Corporation), Masanobu Yamamoto (Japan Atomic Energy Agency), Masahito Yoshii (High Energy Accelerator Research Organization)
 
J-PARCではさらなるビームパワーの増強が計画されており、それに伴う各装置のアップグレードも進められている。 既に、MW級の直列共振形ゼロ電流スイッチング方式のインバータを用いた直流電源(以下、陽極電源と称する)が開発され、四極管増幅器用の高圧直流源として運用している。この陽極電源はMW級出力をしながら、低電圧リプル(±0.2%以下)、低電圧変動(±1.0%以下)、さらに従来の四極管用電源では必要とされていたクローバ回路を無くすことを実現している。 本論文では、この陽極電源の出力電流増強をRCSに設置されている12台を対象に検討した。限られたスペースで陽極電源主回路のインバータユニットを増設する方法を検討し、現状の定格13kV、92A、1.2MWから出力電流をアップさせ、13kV、116A、1.5MWに増強したので報告する。