FSP022  施設現状報告ポスター  8月8,9日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
ニュースバル放射光施設の現状
Present Status of NewSUBARU Synchrotron Light Facility
 
○宮本 修治,庄司 善彦,橋本 智,天野 壯(兵庫県立大高度研),竹内 裕嗣,森里 邦彦,濱田 洋輔,大熊 春夫,後藤 俊治(高輝度センタ ー)
○Shuji Miyamoto, Yoshihiko Shoji, Satoshi Hashimoto, Sho Amano (LASTI, Univ. Hyogo), Hirosi Takeuchi, Kunihiko Morisato, Yousuke Hamada, Haruo Ohkuma, Syunji Goto (JASRI)
 
ニュースバル放射光施設は、SPring-8電子線形加速器からの電子を入射し、1GeV / 300mAでのTopUpモード運転、および350mAまで電子入射後1.5GeVへ加速して、蓄積モード運転をしている。年間約2200時間運転し、1500時間程度のビームライン利用運転を行ってる。放射光の利用には、9本のビームラインが 稼働中で、材料分析、軟X線ナノ加工、バイオチップやナノマイクロデバイス製作、ガンマ線ビーム光源などに利用されている。放射光供用開始から、15年を経た老朽化対策のため、 機器の順次更新、補修を実施している。 電子エネルギー変更を要求する利用実験からの要請で、LCSガンマ線による蓄積電子エネルギー計測を実施し、0.5GeVから1.5GeVのエネルギー範囲で高精度(<0.1%)な計測ができている。また、ユーザーの時間分解計測のために、電子バンチの新しいフィリングに対応する予定である。