WEP051  加速器技術/高周波加速空胴  8月5日 小ホール 13:00 - 15:00
cERL入射器クライオモジュールのビーム運転状況
Status of cERL injector cryomodule with beam operation
 
○山田 浩気,浅野 峰行,今田 信一,植木 竜一,柳町 太亮(日本アドバンストテクノロジー),岡田 昭和(ケーバック),宍戸 寿郎,山本 康史,加古 永治(KEK)
○Hiroki Yamada, Mineyuki Asano, Shin-ichi Imada, Ryuichi Ueki, Taisuke Yanagimachi (NAT), Terukazu Okada (K-vac), Toshio Shishido, Yasuchika Yamamoto, Eiji Kako (KEK)
 
高エネルギー加速器研究機構(KEK)が開発を進めている35MeV-コンパクトエネルギー回収型ライナック(cERL)の入射部である入射器空洞の運転状況について述べる。入射器クライオモジュールは2セル超伝導加速空洞を3台内蔵し、RFパワーは連続波(CW)で運転される。10mAのビーム加速に必要な高周波電力は10kW程度であり入力カップラーやHOMカップラーの冷却も重要である。cERLでは入射部で10mAのビームを5MeV程度までの加速を目標としているが、今回の運転では100µAの連続電子ビームを2.2MeVで安定した加速運転ができたのでその状況を述べる。