WEP037  加速器技術/粒子源  8月5日 小ホール 13:00 - 15:00
コンパクトERL電子銃の現状とアップグレード計画
Status and upgrade plan of the cERL gun
 
○西森 信行,永井 良治,森 道昭,羽島 良一(原子力機構),山本 将博,本田 洋介,宮島 司,内山 隆司,金 秀光,帯名 崇(高エネ研),栗木 雅夫(広島大)
○Nobuyuki Nishimori, Ryoji Nagai, Michiaki Mori, Ryoichi Hajima (JAEA), Masahiro Yamamoto, Yosuke Honda, Tsukasa Miyajima, Takashi Uchiyama, Xiuguang Jin, Takashi Obina (KEK), Masao Kuriki (Hisorhima Univ.)
 
コンパクトERLは2013年4月の運転開始以降、順調にコミッショニングを進めている。2014年度までに0.1mAのエネルギー回収試験を終え、レーザーコンプトンX線発生試験も行った。その間、cERL電子銃はトラブル無く、安定なビーム供給に貢献している。ただし、分割セラミック管の不具合のため、運転電圧が390kVに留まっている。2015年度は、セラミック管増設により500kV化を目指す。また、FELへの利用を視野に入れ、高電荷ビーム生成用電子銃駆動レーザーの開発にも着手している。本発表では、cERL電子銃運転の現状と、アップグレード計画について報告する。