THP132  加速器土木、放射線防護  8月6日 小ホール 13:00 - 15:00
KEK先端加速器試験装置(ATF2)におけるアライメントの現状
PRESENT STATUS OF ALIGNMENT FOR ATF2 BEAM LINE
 
○荒木 栄,奥木 敏行,久保 浄,黒田 茂,田内 利明,照沼 信浩,内藤 孝(高エネルギー加速器研究機構),清水 健一((有)エスケーサービス),大房 拓也(関東情報サービス株式会社)
○Sakae Araki, Toshiyuki Okugi, Kiyoshi Kubo, Shigeru Kuroda, Toshiaki Tauchi, Nobuhiro Terunuma, Takashi Naito (KEK), Shimizu Kenichi (SK-service INC.), Ohusa Takuya (Kantou Information Service(KIS))
 
KEKの先端加速器試験装置(ATF)では国際リニアコライダー(ILC)において必要とされるビーム計測・制御技術の開発を進めている。 現在、ILC最終収束系の試験施設であるATF2ビームラインを利用した研究開発では、極小ビームの実現やナノメートルでのビーム安定化に向けたビーム試験を進めた結果、2014年6月には44nmまで絞り込むことに成功した。 長期的な地盤などの変動によるミスアライメントも発生しているが、電磁石架台の剛性から生じる振動も影響する。ナノメートルレベルでのビーム位置制御を実現には、電磁石の振動対策も必要である。これらを交えて、ATF2ビームラインアライメントの現状を報告する。