THP058  加速器技術/高周波加速空胴  8月6日 小ホール 13:00 - 15:00
2.6セルクライオ光陰極高周波電子銃用試験空洞の低温特性
Low Temperature Property of 2.6-CELL Cryogenic Photocathode RF-gun Test Cavity
 
○境 武志,田中 俊成,中尾 圭佐,野上 杏子,稲垣 学,高塚 健人,長島 涼子,早川 建,早川 恭史(日大量科研),高富 俊和(高エネ研),佐藤 大輔(東工大理工研),福田 将史,吉田 光宏,照沼 信浩,浦川 順治(高エネ研)
○Takeshi Sakai, Toshinari Tanaka, Keisuke Nakao, Kyoko Nogami, Manabu Inagaki, Kento Takatsuka, Ryoko Nagashima, Ken Hayakawa, Yasushi Hayakawa (LEBRA), Toshikazu Takatomi (KEK), Daisuke Sato (Tokyo Tech), Masafumi Fukuda, Mitsuhiro Yoshida, Nobuhiro Terunuma, Junji Urakawa (KEK)
 
日本大学では、文部科学省「光・量子融合連携研究開発プログラム」の「光・量子ビーム技術の融合・連携促進のための基盤技術開発」の助成を受けて、20K程度まで冷却した高純度の銅による低損失常伝導高周波空洞を用いたC バンド(5712 MHz)動作の高周波電子銃の開発を行っている。キャビティ構造は2.6 セルのパイモード空洞について検討を行い、SUPERFISH によるシミュレーションによって空洞形状最適化、NISTによる高純度銅による銅の冷却特性データを考慮し、KEKにおいて20 K における温度特性、低電力高周波特性測定を行うための試作空洞の製作、約20Kでの冷却試験を行った。低電力試験の結果、ほぼ設計通りの共振周波数5712MHzが得られ、計算通りの値が得られていることを確認した。本発表では、シミュレーション及び測定結果に関して報告する。