THP049  加速器技術/高周波加速空胴  8月6日 小ホール 13:00 - 15:00
超低速ミュオン顕微鏡用高周波加速空洞の開発
Development of RF cavity for ultra slow muon microscope
 
○林崎 規託(東工大)
○Noriyosu Hayashizaki (TokyoTech)
 
文部科学省科学研究費補助金による新学術領域研究「超低速ミュオン顕微鏡が拓く物質・生命・素粒子科学のフロンティア」の公募研究として,「超低速ミュオン顕微鏡創成と極微 μSR」に必要な,超低速ミュオン線形加速器の開発が進められている。超低速ミュオン顕微鏡では,あらかじめパルス化されたビームが再加速されるため,J-PARC/MLFのUラインにおけるエネルギー可変の小型加速器として,電極配列の制約がなく加速エネルギーも自由に変化させることが可能な,シングルギャップ型の高周波加速空洞を製作した。これは向かい合う一対の電極が各々 λ/4の長さをもち,お互いに逆極性の高周波電場を発生するものである。その進捗状況について報告する。