FSP016  施設現状報告ポスター  "8月5,6日" 小ホール 13:00 - 15:00
筑波大学マルチタンデム加速器施設の現状
Status of the Tandem Accelerator Complex at the University of Tsukuba (UTTAC)
 
○笹 公和,石井 聡,大島 弘行,木村 博美,高橋 努,田島 義一,大和 良広,関場 大一郎,森口 哲朗,喜多 英治(筑波大学応用加速器)
○Kimikazu Sasa, Satoshi Ishii, Hiroyuki Oshima, Hiromi Kimura, Tsutomu Takahashi, Yoshikazu Tajima, Yoshihiro Yamato, Daiichiro Sekiba, Tetsuro Moriguchi, Eiji Kita (UTTAC)
 
筑波大学研究基盤総合センター応用加速器部門(UTTAC)では、1 MVタンデトロン加速器、高分解能イオン散乱装置(1 MV)の他に、陽電子消滅実験設備、Fe-57メスバウアー分光分析装置などの放射性同位元素利用実験設備を維持管理している。当施設では、2011年3月の東日本大震災において、主加速器である12UDペレトロンタンデム加速器が損壊した。震災復興計画により6 MVタンデム加速器の更新導入を進めており、現在、放射線発生装置の登録申請をおこなっている。また、12UDペレトロンタンデム加速器に関しては、加速器の廃止措置を実施している。6 MVタンデム加速器本体は、2014年3月に筑波大学に搬入されており、現在はビームラインの据付・調整作業を実施している。2015年度内にビーム利用実験の共用開始を目指している。本発表では、筑波大学マルチタンデム加速器施設の現状と6 MV タンデム加速器システムの導入状況について報告を行う。