FROL13  レーザー/加速器制御  8月7日 大ホール 15:30 - 15:50
J-PARC MR MPS 装置の紹介とそこから派生されることの提案
The introduction of the J-PARC MR MPS equipment, and the discussion of the interest concerning the equipment.
 
○中川 秀利,秋山 篤美,佐々木 信哉,木村 琢郎(kek)
○Hidetoshi Nakagawa, Atsuyoshi Akiyama, Shinya Sasaki, Takuro Kimura (kek)
 
J-PARC の MR 側の MPS 装置はKEK の職員が設計し企業に製造を依頼したものです。 どのような機能があり、どのように使っているかを紹介します。 また、KEKの職員の設計になることから、基本的に製造中止の心配がなく、場合によって、機能単位で再設計しなおすことで済ませられる、と言うメリットがあることを紹介し、自家製品の長所を紹介したいと思います。 FPGAが乗っていてその中でMPS機能の論理処理を行うとともに、そのFPGA内のCPUでLINUXをOSとして動かし、その上でEPICSが動く通称『CPUボード』の第2世代の開発を行っています。このCPUボードの第1世代と第2世代の比較などを紹介し、100%企業におんぶに抱っこされた製品ではなく、KEK職員が設計製造に深く関与した製品のメリットを紹介したいと思います。 誰でも簡単に設計できるというものではありませんが、自分たちの目的に合わせた機能限定のCPUボードを自分たちで作る、そういうグループがあると研究所としての利益が多いと判断し、そういう観点からの提案もしたいと思います。 また、イーサネット機能を持つような製品を独自開発し組織として使用する場合、MACアドレスをどの様に管理するかなども安定使用のために大事な話になります。この種の話も相談したいと考えています。