SUP116  ポスターセッション2  8月4日 豊田講堂2階ロビー 13:00 - 15:00
理研SACLAにおける1年間の消費エネルギー
One-year energy consumed in RIKEN SACLA
 
○関口 芳弘(理研),飛永 隆史,上西 雅彦(スプリングエイトサービス)
○Yoshihiro Sekiguchi (RIKEN), Takashi Tobinaga, Masahiko Uenishi (SES)
 
理研播磨研究所に設置したX線自由電子レーザー施設「SACLA」は,平成24年3月より供用を開始したが,以来非常に安定に稼働を継続している. 平成24年度のSACLAの稼働時間は7,016時間を達成した.運転実績が示すとおり、大きな不具合やトラブルもなく長期連続運転を実現している.これは加速器システムが安定しているだけでなく,それを支える電源,空調などインフラ設備も安定稼働に大きく貢献しているためである. それとともに,消費エネルギーもこれまでの加速器施設と比して非常に少なくなっている.平成24年度1年間ののSACLAの消費エネルギーを報告するとともに,SPring8(リニアック,シンクロトロン,蓄積リング)との比較を行い,その省エネルギー性について検討する.