SUP113  ポスターセッション2  8月4日 豊田講堂2階ロビー 13:00 - 15:00
X線自由電子レーザー施設「SACLA」の省エネルギー冷却設備
Energy-saving cooling facilities of X-rays free-electron laser facilities "SACLA"
 
○飛永 隆史,上西 雅彦(スプリングエイトサービス),関口 芳弘(理化学研究所)
○Takashi Tobinaga, Masahiko Uenishi (SES), Yoshihiro Sekiguchi (RIKEN)
 
理化学研究所が平成24年3月より供用を開始したX線自由電子レーザー施設「SACLA」は、全長700m、アメリカで稼動中の施設(約2km)、ドイツで建設中の施設(約3.4km)に比べてコンパクトで有る。施設が小さければ、当然、工期や建設費用を低く抑えることができた。空調ならびに装置冷却水設備についても高性能で省エネルギーに配慮した設計、建設が行われSACLAの安定運転に貢献している。本稿では、SACLAで採用された、従来型の混合空調よりも省エネルギーであるディスプレイスメント空調について、また、空調と装置冷却水の温度安定性 との関係について現状を報告する。