SUP099  ポスターセッション2  8月4日 豊田講堂2階ロビー 13:00 - 15:00
J-PARC MRにおけるエキサイター電極の表面処理によるマルチパクタリングの抑制について
Control of the multipactoring by the surface coating of the exciter electrodes in J-PARC MR
 
○岡田 雅之,外山 毅(高エネ機構 J-PARC 加速器),Schnase Alexander(GSI)
○Masashi Okada, Takeshi Toyama (KEK J-PARC Acc.), Alexander Schnase (GSI)
 
J-PARCの30GeV主リングには2台の多目的Exciterが設置されていてBunch by Bunch FeedBackやTune測定、遅い取出しにおけるTransverse RF, Exciter 及び Intra-bunch Feedbackのスタディに使用されている。これらのExciterは平行板を用いたストリップラインキッカーであり、印加するRFの条件によってはマルチパクタリングが発生する。マルチパクタリングは電極表面にダメージを与える他、真空悪化による放電やビームロスの原因となる。 そこで、電極表面をコーティングする事でマルチパクタリングを抑制をする事を検討した。今回、3種のSUS電極(電解研磨、DLCコーティング、TiNコーティング)について二次電子放出率(SEY)及びRF印加時のマルチパクタリングによる真空度上昇の測定を行った。