SUP074  ポスターセッション2  8月4日 豊田講堂2階ロビー 13:00 - 15:00
多チャンネルデジタイザを用いたJ-PARC RCSマルチワイヤプロファイルモニタのデータ取得系の開発
Development of Data Aqcuisition System of J-PARC RCS Multi-wire Profile Monitor using Multi-Channel Digitizer
 
○畠山 衆一郎,吉本 政弘(日本原子力研究開発機構 J-PARCセンター)
○Shuichiro Hatakeyama, Masahiro Yoshimoto (JAEA J-PARC Center)
 
J-PARC RCS(Rapid Cycling Synchrotoron)では、入射ビームの軸合わせを行う為にL3BTラインに2台、周回リングの荷電変換フォイルの前後に3台、H0ダンプラインに2台の計7台のマルチワイヤプロファイルモニタ(MWPM)が設置されている。今年度にはLINACからのビームパワーが増強される予定で、入射機器付近のロスがより深刻になると考えられる。そこで入射軌道をより詳細に測定するため新たに1台のMWPMがH0ダンプラインに設置される。そのデータ処理系として今回新しく多チャンネルのデジタイザーを用いたシステムを開発した。特徴として以前のマルチプレクサを用いた方法と比較してS/N比を改善したこと、導入コストを抑えられることを述べる。また既存のMWPM2を用いたビーム試験の結果も述べる。