SUP069  ポスターセッション2  8月4日 豊田講堂2階ロビー 13:00 - 15:00
J−PARC RCSのビームロスモニタシステム
Beam loss monitor system of J-PARC RCS
 
○山本 風海,林 直樹,畠山 衆一郎,佐伯 理生二,岩間 悠平(日本原子力研究開発機構 J−PARCセンター)
○Kazami Yamamoto, Naoki Hayashi, Shuichiro Hatakeyama, Ryuji Saeki, Yuhei Iwama (J-PARC Center, JAEA)
 
J-PARC RCSはMWクラスの出力で設計が行われている。この様な大強度の陽子加速器において最も問題となるのは、ビームロスによって加速器機器やトンネルが放射化し、保守作業に支障をきたす様になることである。より一般に、陽子加速器において許容されるビームロス量の具体的な指標としては1W/mが目安とされている。しかしながらRCSにおいては、それは全ビームパワーに対する割合としては$10^{-4}$以下のオーダーという非常に微小な量である。このように、全体からみるとごく微量の変化を検出する上では、ビームロスモニタは非常に有効なツールである。本発表では、J−PARC 3GeV RCSで使用しているビームロスモニタシステムの現状を報告する。