SUP066  ポスターセッション2  8月4日 豊田講堂2階ロビー 13:00 - 15:00
J-PARC RFQテストスタンド用ビームモニタリングシステム
Beam monitor for RFQ test stand of J-PARC
 
○宮尾 智章,丸田 朋史,杉村 高志,内藤 富士雄(高エネルギー加速器研究機構),三浦 昭彦,近藤 恭弘,森下 卓俊,大内 伸夫,小栗 英知(日本原子力研究開発機構)
○Tomoaki Miyao, Tomofumi Maruta, Takashi Sugimura, Fujio Naito (KEK), Akihiko Miura, Yasuhiro Kondo, Takatoshi Morishita, Nobuo Ouchi, Hidetomo Oguri (JAEA)
 
J-PARCリニアックは400MeVへのビームのエネルギーアップグレードと並行してビーム電流50mAでの運転を目指している。そのため、平成24年度 末に製作が完了した50mA対応のRFQ(Radio-Frequency-Quadrupole)リニアックの性能評価を行う専用のRFQテストスタンドを整備した。その中で我々は、ビーム電流を測定するための電流モニタ(CT: Current-Tansformer)と、TOF(Time-of-Flight)法によるビームのエネルギー計 算に使用する位相モニタ(FCT: Fast-Current-Transformer)で構成する モニタリングシステムを構築した。現在、各機器の性能を確認するための試運転を行っており、本システムにてビームエネルギー及びビーム透過率の基本データを取得した。本発表では本モニタリングシステムの現状とともに、増設を含む今後の展望について述べる。